フランス女優はフランス映画が似合う

フランス女優はフランス映画が似合う。

至極当然のことなのだけれど
たまにとても納得させられます。

イザベル・アジャーニが「悪魔のような女」に、
エマニュエル・ベアールが「ミッションインポッシブル」に出演するなど、
フランス女優のハリウッド進出が時々あるのですが
何故だか、フランス映画で見られるあの独特のオーラが、
ハリウッド映画では見られない(感じられない)のです。

欧米人のパワーがあまりにも強すぎて、かすれてしまうのか
映画の内容、ストーリーによるものなのか分からないのですが
「もっと魅力的なはずなのに!もっと輝くはずなのに!」と
勿体無く、残念に思ってしまいます。

人間の内面や、日々のちょっとした出来事の中に
ドラマ性を見出す・表現するフランス映画に比べ
ハリウッド映画は、あまりにドラマが強すぎて
心の微妙な動きが薄れてしまうのと
そこまで表現する(観る側にとっては観る余裕)が
なくなってしまうからなのでしょうか。

ハリウッド映画も好んで見る私ですが
やはりフランス女優はフランス映画でなければ、
と思っています。