
クレモンティーヌ
「クーラー・カフェ」
フランス人のアルバムの中で、私が一番数多く持っているのはクレモンティーヌだということが発覚。
クレモンティーヌは何故だか、本国フランスで、よりも日本で人気があるシンガー。
それこそ始まりは1990年代前半、渋谷系という言葉が流行った時代、
小沢健二や小西康陽、田島貴男といった面々が
こぞってプロデュースしたのが始まりでしたでしょうか。
その話題性だけでなく、日本人がイメージする「フランス」というものに、
クレモンティーヌがピッタリとはまったからなのではないでしょうか。
フランスのシンガーに多いウィスパーボイス、
お洒落なカフェをイメージさせる音楽、
心地よい軽めのジャズのリズム、
そして彼女のいでたち。
それら全てが「フランス!」していて、
私たちがイメージしていた「フランス」そのものだったのです。
1990年代当初は話題性もあってか、
音楽のことなんて「お」の字もわからないような芸能人が
「私の今のお気に入りはクレモンティーヌですぅ~。
フランス語の音楽を聴いているなんて
友達からお洒落と思われるじゃないですか~。」
などと、アホ丸出しの発言をして私の心をイラつかせたものですが
(あら…すみません。ついつい乱暴な言葉を使ってしまって…)、
今となっては、本当に好きな人だけが残っているようで、
ライブなどに足を運んでも大人のカップルや大人のお友達同時、
またはふらっと1人で聴きにきている方もいて、
とても落ち着いて、とても雰囲気のいい空間になっています。嬉しい限りです。
2007年、夏のライブに足を運んだ時は、
途中の休憩時間にワインとチーズがふるまわれ、
程よく酔いのまわった身体で聴いた後半のジャジーな演奏・歌声は、
本当にウットリとし、素晴らしいひとときでした。
それこそ「真夏の夜の夢」という言葉(だけですが)がピッタリな夜でした。
というわけで、今回ピックアップしたのは、
夏にふさわしく、ラテン・ボサノバが染み込んだこのアルバム!
アルバムタイトルを見てもわかるとおり、「クーラー・カフェ」は、
勿論あのセルジュ・ゲーンズブールのカバー。
彼女は他のアルバムでも様々な偉人達のカバーをしていますが、
どれも自分の世界にしてしまうのは流石です。
勿論プロデュース陣の力量にもよるものだとは思いますが、
彼女のセンス・歌声によるところも大きいと思います。
※フレンチミュージックといっても、フレンチポップではありません。
どちらかと言うと、当アルバム「クーラー・カフェ」は、ラテン・ボサノバ好きな方であれば絶対に気に入ってくださるはずです。
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