ミレーヌ・ファルメール「anamorphosee」







ミレーヌ・ファルメール
「アナモフォーゼ」







フランスで絶大なる人気を誇るミレーヌ・ファルメール姉さん。
冬に聴いてほしいアーティストなのですが
冬と言いましても、ウキウキでハッピーなクリスマスなぞは
想像しないでください。
ミレーヌ・ファルメールは、とにかく闇のイメージです。

幻想、妄想、死、血、バイセクシャル、ゴシック…etc…
妖精のような高く澄んだ声で毒を吐きます。

ステージの派手さとプロモーションビデオの力の入れ具合、
作られたようなメイクの影響でしょうか、どこかのブログで
「浜崎あゆみのイメージ(曲は違いますが)」と
書かれているのも見かけたことがありますが(えっ?)
病み加減は戸川純あたり…(?)

音楽としてはコンピュータミュージック、
ハードロックやテクノ、ダンスミュージックですが
そこに共通しているのは長調ではなく短調、どれもマイナー調ということ。

そういった中でもこの作品はポップな曲調で、
ミレーヌ・ファルメール初心者にも聴きやすいと思われます。

以下はYouTubeより、当アルバムの1曲目「California」


ちなみに、過去の事件で、
ある男性がポリドール社に「ミレーヌに会わせろ」と押しかけ、
断った受付嬢を射殺するという事件がありました。
この事件は、ミレーヌ・ファルメールの闇(病み)の部分が
人にも影響を及ぼしてしまった出来事の象徴でしょう。