
シャルロット・ゲンズブール
“5:55”
「シャルロット・フォー・エヴァー」以来20年ぶりのアルバム「5:55」。
歌うのは英語の歌詞ですがこれがフランス語に聞こえてくるから不思議。
アルバムタイトルの5:55は午前の5:55。
そこからもわかるとおり、全体的に混沌としたカオス状態、
日の出の前のけだるさ、まだ空気は冷たく澄んでいて
汚れのない1日の始まり、または1日の終わり、
冬、夜通し騒いでから始発で朝帰りした経験のある人にはわかる感覚。
そんな感覚がこのアルバムに漂っています。
なんといっても作曲、そして演奏もあのAIR(エール)が担当。
そりゃ切ないような幻想的な空気になるわな。
その他にも
ナイジェル・ゴドリッチ(レディオヘッド、ベックなどで有名)がプロデュース、
ドラム参加としてトニー・アレン(アフロビートの創設者)など
さすがシャルロット・ゲンズブールならではの面々がサポート。
これが名アルバムにならないワケがない!
ポップなフレンチミュージックとは異なりますが
この世界観に浸れることは快感です。
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以下はYouTubeより、アルバム3曲目「The Operation(オペレーション)」。
繊細で脆くエロティックな素敵なPV。